がんの原因遺伝子解析?!抗がん剤治療によるがん治療効果への期待!

 

日経電子版(2015/11/14)に気になる記事がありました。

記事のタイトルは

「がんの原因遺伝子解析 患者毎に最適な投薬 国立がん研究センター、来年から200人臨床研究」

遺伝子解析のがん治療への活用ということで、がん治療が一歩進んだ感がある内容でした。

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がんの原因遺伝子解析のがん治療への活用とは。

がんの発生メカニズムは、様々な生活習慣や外的要因等による細胞分裂時における遺伝子の突然変異の蓄積によるものといわれています。

がん発症の原因とみられる遺伝子は500種類ほどあるそうです。

がんの原因遺伝子解析の治療への応用とは、こうした500種類ほどのがんの原因遺伝子毎へ、効果的な抗がん剤を投与することです。

川島なお美さんも拒否した抗がん剤治療とは。

がんの3大治療法として、

  • 外科手術
  • 放射線治療
  • 抗がん剤治療

があります。
遺伝子解析はこの内の抗がん剤治療への活用となります。

抗がん剤治療は人により、だるさ、吐き気、抜け毛など様々な副作用が起こる場合があります。

抗がん剤は、がん細胞を攻撃するともに正常な細胞にもダメージを与えるため発生する副作用です。

抗がん剤には多くの種類があり、がんのタイプにより効果が出る・出ない場合があります。

そのため、ある抗がん剤の効果が見られなかった場合、違う抗がん剤に変更して経過を見るといったことになります。

抗がん剤が自分のがんに効果がないまま、正常な細胞が攻撃されることによる副作用が続き、体力・免疫力が低下するといった場合もあります。

こうした理由で抗がん剤治療を受けず、食事療法等々により免疫力・体力を高めてがんを治そうとする民間療法を選択する方も多くいる状況です。

先に亡くなられた川島なお美さんも抗がん剤治療を拒否し、民間療法等の代替医療を選択していたことで有名ですね。

私の父は食道癌で、放射線治療と抗がん剤治療を併用してました。
抗がん剤の副作用でかなりしんどそうだったのを覚えています。

なので、私も抗がん剤治療は大変そうだというイメージがあり、正直、抗がん剤には多少の抵抗感があります。

今後の遺伝子解析による抗がん剤治療の進歩に期待。

今回の日経記事のように、約500種類もあるがんのタイプに応じ、遺伝子レベルで有効な抗がん剤の特定が進めば、抗がん剤が更に有効ながん治療法になりそうです。

現在、500種類のがんのうち、約100種類は効果のある薬が確認されているようです。

効果のある抗がん剤を使うことにより、早期治療、副作用の期間短縮効果が期待されます。

記事によると、今後、臨床研究が進められて数年後の実用化が目指されているようです。

日本人の2人に1人が癌になり、3人に1人が癌で亡くなっているという現代。
自分も癌になった事を想定し、がんの予防や治療に関する知識を蓄積して本ブログにまとめていきたいと思います。

こうしてがん治療が進み、がんによる死亡者が3人に1人から、4人に1人、5人に1人と進んでいけば、自分が定年退職する頃には日本はまさに超高齢化社会になっているかもしれません。

でも、チャーリー・シーンがカミングアウトしたHIVのように、また何らかの病気・ウィルスが出て自然によるバランスが出るのかなぁとも思ったりします。

 

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