年末年始は特に遠出もせず、いつもの生活圏内でダラダラとして過ごしておりました。
唯一、正月らしいこととして、人生二度目の歌舞伎を観に行きました。
一度目は中学校の頃の課外授業でした。
しかし、当時の私にはその良さも分からず退屈な印象しかありませんでした。
読書家で有名な成毛眞さんが歌舞伎に造詣が深く、以下の歌舞伎の本を出しています。
読んでみて、自分も歌舞伎に行ってみようかということになり、年末にネットでチケットを購入しました。
私が観たのが初心者向けのものだったのか、子供の頃の印象とは全く違い面白かった!
自分の意志で行った初めての歌舞伎体験について書いてみます。
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そうだ歌舞伎へ行こう!
ネットで調べると、大阪松竹座で「壽新春大歌舞伎」が年明けの1月2日(土)から開幕とのこと。
出演者も俳優の香川照之さんこと市川中車、また紀香で話題のラブリンこと片岡愛之助という半沢直樹コンビということもあり、ミーハー心も先立ちチケットを購入しました。
購入したのは初日である1月2日(土)の夜の部で、座席は二等席。
昼・夜の二部構成となっており、昼の部は11時開演、夜の部は16時開演です。
席は一等席が16,000円、二等席が8,000円、三等席が5,000円。
いざ大阪松竹座へ
当日は開演30分前の15時30分から開場です。
演目の合間にある休憩時間に食べるおにぎり、お茶、お菓子をコンビニで買い、開演20分前に松竹座に到着。
松竹座の前にはツアーで来ているようなグループ等もあり賑わっていました。
私はジーンズスタイルという普段着のカジュアルな服装でしたが、着物を着てる方も多く、新春の空気です。
松竹座に入るとすぐ右手でイヤホンガイドの貸し出し場があります。
イヤホンガイドは上演中に解説員の解説を受信して聞けるもので、歌舞伎初心者の私は借りることに決めていたので、まずは妻の分と合わせて2台借りました。
レンタル料は1,700円/1台です。
その内、保証金1,000円が含まれており、イヤホン返却時に戻ってくるので実質700円の支出となります。
併せて、演目の解説等が載っているパンフレットも購入。
こちらも1,700円だったと思います。
エスカレータで2階へ上がると手ぬぐい、ぽち袋など歌舞伎グッズの売店があります。
ビールやソフトクリームもありました。
3階へ上がると舞台のある1階席。
私は2階席のため、更に4階へと上がります。
席に着き、イヤホンガイドを装着し、ワクワクしながら開演を待ちます。
いよいよ歌舞伎の開演!
この日の演目は以下の三つ。
私にとっては二十数年ぶりのほぼ初歌舞伎が始まりました。
イヤホンガイドがポイントで解説してくれるのですが、この日の演目が初心者向けだったのか、無くても十分理解でき、楽しめるものでした。
桂川連理の柵では人間国宝の坂田藤十郎が主役の長右衛門を演じています。
中村壱太郎が丁稚の長吉とお半という娘役の二役を演じ、その変わり様に驚き、また長右衛門の弟役である儀兵衛を演じる片岡愛之助の小憎らしくユーモラスな演技に笑い、あっという間に時が過ぎました。
20分の休憩時間となり、小腹が空いたのでパンフレットで次の演目をチェックしながらおにぎりを頬張りました。
休憩時間には、皆さん会場内の自席やロビーの椅子でお弁当を食べる等、おもいおもいに過ごしています。
そのあとの、研辰の討たれ、芝浜の皮財布も本当に面白かった。
16時開演から20時半までの4時間半の時間を十分堪能することができました。
また行きたいぞ!歌舞伎
今回鑑賞した、壽初春大歌舞伎は1月26日(火)までやっています。
昼の部の演目である、鳴神、枕獅子、らくだも年休取って見に行こうかと検討中です。
まだまだ歌舞伎に関する知識も無いですが、これからも松竹座へ足を運びながら興味を広げていきたいです。