運動不足解消とリフレッシュのために、12月末の休日に思いつきで軽登山に行ってきました。
福岡近郊で初心者向けの山を探して、宝満山に行ってきました。
信仰と関係の深い宝満山
宝満山は標高が約830mで、九州内で登山者が多く人気の初心者向けの山です。
その標高や、車や公共交通機関による福岡市内からの交通アクセスの良さで人気があるようです。
宝満山は福岡県の筑紫野市と太宰府市を跨り、その場所は太宰府の鬼門に位置しており、太宰府鎮護の信仰の対象として崇敬されてきた山です。
平成25年には霊山として、鳥海山、富士山に次いで3例目の国の史跡に指定されています。
山の麓には竈門神社の下宮、山頂には上宮があります。
最澄や空海等をはじめ、遣隋使や遣唐使などの大陸へ渡る人々が航海の安全や目標の達成等を祈願して登拝していた山で、また中世以降は修験者による信仰が盛んだったということで非常に信仰と密接な関係がある山です。
運動不足解消と2016年の厄落としも兼ねて登ってきました。
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公共交通機関で宝満山へ
宝満山へのアクセスとしては、麓の竈門神社まで福岡市内から車で50分程度、電車等の公共交通機関でも天神から1時間半かからない程度で行くことができます。
私は公共交通機関で行きました。
宝満山(竈門神社)の最寄り駅としては西鉄電車の太宰府駅になり、そこからまほろば号というバスで竈門神社に行くことができます。
ただ、まほろば号の始発駅が西鉄電車の都府桜前駅なので、私は都府桜前駅でまほろば号に乗り換えて向かいました。私が行った日曜日は、まほろば号の始発時間が7時10分でしたので、日の出を見るためにもっと早い時間に登りたい方は車で行くこととなります。
まほろば号時刻表(太宰府市HP)
西鉄の都府桜駅で降りてバスロータリーでまほろば号を待ちます。
登山客らしき人が何人かいました。
7時前ですがまだ暗かったです。
まほろば号の登場。
始発の時点で丁度席が埋まるくらいの乗客数でした。
竈門神社までは約20分で、途中に太宰府駅も経由します。
7時半くらいに竈門神社へ到着し、下宮までの階段を登っていきます。
鹿が飼われていました。
竈門神社の下宮に到着
下宮に向かって左方向へ進むと以下の登山口への道路に突き当たるので右手に進みます。
いざ宝満山の山頂へ
7時40分。いよいよ林道入り口です。山頂まで約4キロの道のり開始です。
人は少なく、早くに登った人とたまにすれ違う程度でした。
ひたすら登るのですが、案内もしっかりあったため道に迷うことはありませんでした。
登っていると暑くなってくるので、フリースのパーカー1枚で十分でした。
朝の自然の中での登山はやはり気持ちがいいもんです。
ただ、段々と日頃の運動不足からしんどくなってきて写真を撮ることも忘れてひたすら登り続けました。
途中キャンプ場の入り口の案内があります。これを右手に進むとトイレもあるようです。
山頂に進むにつれて登りもきつくなってきます。
岩場を登るところもあり、積雪があったら滑りそうな場所もありました。
百段がんぎという階段。足の疲れに追い討ちをかけられます。
後ろから声がしてきたと思ったらジャージを着て坊主頭の中学生の集団がやってきました。
自分はよっこらしょと登っていましたが、元気に挨拶をして軽快に私を抜いていきます。
適宜休憩を入れながらゆっくりと登って行き、山頂が近づいてきました。
この馬蹄石に来れば山頂はすぐ近くです。
山頂に登る最後の階段が物凄く急でした。
この時には大分足がへたっているので初心者の方はお気をつけください。
そしてやっとのことで山頂に到着。
この時、9時10分で登頂時間は約1時間30分でした。
山頂にある竈門神社の上宮です。
山頂からの眺め、気持ちがいいです。
山頂では先に追い越して行った中学生も記念撮影をしていました。
皆、若くて元気です。
私はヘトヘトでした。
膝痛・筋肉痛だけど適度な運動でリフレッシュ
20分ほどのんびりした後、意を決して下山することとしました。
帰りは登りよりも楽だろうと思ってましたが、途中、膝を痛めてしまい大変でした。
一歩降りるたびに膝に負担がかかるので、ストックを前に突き出しながらよっこらと下山して行きました。
宝満山の山頂付近は結構急なので帰りは気をつける必要があります。
結局、下山も登りと同じ時間かかってしまいました。
それでも、下山して竈門神社に到着したのが11時くらいなので、休日の午前中を有効に使えた気分です。
また自然の中での適度な運動と疲れで気分も良いです。
帰りはまほろば号で太宰府駅経由で帰宅しました。
3日間くらい膝の痛みと筋肉痛で階段を降りるのが辛かったです。
でも久々の筋肉痛が新鮮な感じでした。。
次も福岡近郊で登りやすそうな山を探して登山、ハイキングに行きたいと思います。