本の紹介

カジノに興味がある人は必読!「賭けるゆえに我あり」(森巣博)を読む

先月、マカオのカジノへ行って以来、時々カジノについて考えるようになりました。

過去記事 

私はバカラや大小というゲームを行いましたが、これらの丁半博打のような運任せのようなゲームにどのような勝負法があるのだろうか、また実践されているのだろうか?

また、こういったカジノのギャンブルで身を立てているような人がいるのだろうか? 等。

そんなことを調べているなか、森巣博 氏という作家の本に出会い、読みました。

アマゾンのKINDLE版で発売されていた「賭けるゆえに我あり」という本です。

「カジノ解体新書」いう同著者のギャンブルもの第2弾のようです。
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プロのギャンブラー 森巣博(もりすひろし)

私は著者のことを全く知らず、最初、森博嗣と混同しておりました。

著者は執筆業でも有名のようですが、25年以上、カジノにおいて凌ぎをけずってきたギャンブラーです。

以下ウィキペディアからの引用。

自らの約25年間に及ぶカジノでのギャンブル体験とそこでの人間観察をもとに書かれた小説やエッセイを書く事で知られる。

石川県金沢市生まれ。1966年都立豊多摩高校卒業後、漫画雑誌編集者や記者を経て、ヒッピーに憧れを抱き1971年競輪でつくった資金をもとに渡米、1973年帰国。イギリス人の妻と結婚して1975年英国移住。主夫として子育てをしつつカジノで生活費を稼ぐ。博士号取得後にオーストラリアの大学に赴任した妻とともに移住。現在はオーストラリアを本拠地に執筆活動を行っている。

カジノにおいて天国も地獄も見てきた森巣博氏ならではのカジノ、ギャンブルに関する興味深いエピソードや、ならではのギャンブル等に対する思想がこの本には書かれており、ギャンブルをしない人でも面白いのは勿論、これからギャンブルを始める人、またギャンブラーにとっては是非読んでおきたい本です。

賭人の器量を定める4つの要素とは?

本書のなかで、森巣氏はギャンブラーにとって生き残るために必要な以下の4要素を様々なカジノでのエピソードを交えて語っています。

1.勝ち逃げできるか、できないか

これは株などの投資における格言「利食い千両(千人力)」とに通ずるものです。

カジノ、パチンコ、競馬、宝くじ等は、全てその胴元が何パーセントかのテラ銭を賭け金から控除するので胴元が儲かる仕組みとなっています。

例えばパチンコでいえば、玉を借りるときは1玉4円ですが、換金する時には1玉3.3円であったりするように、勝負する時点で胴元側に確実に利益が入り、個々人では勝つもの負けるものが出るにしても総じて店・胴元側が儲ける仕組みです。

このテラ銭を持っていく割合が控除率といわれるのですが、宝くじや競馬は高く、カジノのバカラは低いようです。

バカラはその勝負は2分の1の丁半博打ですが、数学的には長く行えばおこなうほど2分の1の確率に収斂されたとしても、控除率により胴元側が確実に儲かるのです。

なので、2分の1の確率が自分に都合よく幸いしたときに、それが災いへと転じる前に勝ちを確定させることが肝要ということです。

2.受け身ができるか、できないか

これは、先ほどの勝ち逃げとは反対に”負け逃げができるか”ということです。

投資的にいえば、利食い千両に対する「損切り万両」になるでしょうか。

負け出すとやはり判断力も鈍り、ずるずると負け続ける負のスパイラルによる底なし沼に嵌りかねません。

なので例えば勝負資金として持ち込んだ半分を使い込んだ時点でその場はすっぱりと勝負から身を引くことが肝要ということです。

また、本書のなかでは日本の賭場で使われる格言「勝負の機微は、駒の上げ下げ」が著者により書かれています。

これは、自分が負けのスパイラルにいるときには勝負を避け「見」をする、または賭け金を軽くして受け身を行い、勝負所を見極めて大きく賭ける(攻撃する)等、勝負を決める賭け金の上げ下げの重要性の説明に用いられています。

3.ツラを取れるか、取れないか

”喧嘩と博奕はツラを張れ”という日本の博徒の格言があるようです。

これは例えば、バカラや大小のゲームにおいて、どちらかに勝ちが連続して出ているときはその流れに乗れるか乗れないかが勝負を左右することを指しています。

バカラでバンカー側が10連勝している時に、”そろそろ次はプレイヤーかな”ではなく、11連勝する方(ツラ)に賭けるということです。

私が初めてカジノでバカラをプレイして勝てたのは、このツラを張れたからだと今になって思います。

あくまでも2分の1の確率なので何の根拠もないのですが、要は流れに身をまかせることが出来ることが肝要のようです。

4.マネーコントロール

四つ目の要素として、「マネーコントロール」が挙げられていますが、これは上記に要素1と2と重複するが、賭け金量を調整して、ゲームに構造的に仕組まれている胴元側の控除やコミッションを凌いでいく、といったことです。

勝ち手には大きく張り、負けてには小さく張るといったことがマネー・コントロールの要諦のようです。

この他にも、必勝法は無いが必敗法はある。要はその必敗法をいかに下げ勝利に近付けるか、など、長年のカジノでの経験から培われた思想が様々な興味深いエピソードを交えて語られており、一気に本書を読み終えました。

こうして記事を書いているとカジノへ思いが向かいます。

前回のカジノ体験では最後は勝ちにこだわらなかったのですが、次は本書の思想を踏まえて自分がどこまでできるか試してみたい衝動に駆られています。

カジノにおけるギャンブルでの全能感は、食欲・性欲・睡眠欲を超えるほど強いものであると筆者は語ります。

森巣氏のようにそこまでスリリングな勝負が出来る種銭は持ち合わせてないですが、次の勝負ができるよう準備したいと思っています。

私のマカオでのカジノデビューを以下記事にまとめてます!

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