「あなたは肺がんで、ステージ2です。」と告知されたら。第4のがん治療法について。

がんの部位別死亡数とステージについて

男性における癌の部位別死亡数のトップ3は以下となります。
 1位 肺がん (大腸)
 2位 胃がん (肺)
 3位 大腸がん (胃)
 <厚生労働省 人口動態統計2014>
 ※()は女性

また、癌にはその進行度合いで0からⅣ(4)までのステージがあり、ステージⅣが最も進行している悪い状況です。
タイトルにあるステージⅡ(2)はとは癌がリンパ節に少しの転移が見られる状況です。
ステージⅣはリンパへの転移から他臓器への転移が進んでいる状況となります。

ステージⅠであればまたリンパへも転移していなく、この時期に治療をしてしまえば5年生存率は約80〜90%です。

タイトルの「肺がん、ステージⅡ」というのは、最も死亡者数が多い部位、かつ5年生存率が8割を超えるステージⅠを超えた状態で、生命の危機を実感する状態を想定した例えのケースとして書きました。
癌になればどの部位でも仮にステージ0であっても深刻にはなりますが、やはりリンパに転移し始めたステージⅡであればその深刻さは増すと思います。

そうした状況を医者に告知された時を想定した時に、今から何か準備できることはないかを考えてみました。

 

がんの治療方法について(がんの三大治療+α)

このような告知をされた時、呆然としてしまったり、ちょっとしたパニックになり正確な判断でできない状況になり、医者になすがままにすがり付くことが考えれらます。

医者を信頼することとすがり付くことはまた別だと思います。

医者によっては当然、強い分野や弱い分野、先進的な治療ができる医者・できない等様々です。

自分の命を守るためにも医者選び、治療方法の選択は重要であり、ある程度の知識は持っている必要があります。

がんの治療方法としては三大治療といわれる以下の方法があります。

○ 手術

○ 抗がん剤

○ 放射線照射

上記の三大治療に加え、現在、研究が進んでいる治療法があります。

免疫治療法などの第4の治療法

さまざまな免疫の仕組みを活用して、がん細胞を攻撃する治療法の研究が進んでいるようです。

本日(10/5)の日経電子版に免疫治療法の記事が掲載されていました。

ips細胞を利用して免疫細胞を作りがんを攻撃したり、がん細胞が免疫の働きにブレーキをかける機能を解除し腫瘍をたたくといった研究が進められており、今後臨床実験の段階へ向かうようです。

手術・抗がん剤・放射線照射といった三大治療法も当然有効な治療法ですが、今後上記の免疫治療法のような先進治療の研究・臨床が発展していけば、近い将来、癌への有効な治療選択肢が増え、癌の部位やタイプにより使い分けが有効となっていくと思います。

そのためにも、現在の治療法や実施可能な先進医療について自分なりに調べ、もしもの時に医者と相談できる知識は持っておく必要があると思います。

医者に比べれば浅い知識かもしれませんが、そうした意見に耳を傾けて親身に相談になってくれる医者かどうかを見分け、セカンドオピニオン・サードオピニオンを得るためにも相当の知識・意見を持つことは有効だと考えます。

実際にもし自分が癌の告知を受けたらどうするかをこれからも考えていきたいと思います。

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