マイナンバーカードを受領!カードの必要性・メリットは?

先月(4月)、マイナンバーカードが受け取れることを通知する交付通知書が自宅に届いたところです。

交付通知書には受け取り期間が4月末までと指定されていたので、有給が取れた平日を利用してマイナンバーカードを受領してきました。

私のマイナンバーカードをレビューするとともに、今、マイうンバーカードを受領するメリット・必要性はあるのか等を調べてみました。

<過去記事>

マイナンバーカードを受け取りに行く

交付通知書にはマイナンバーカードの受け取り期限、受け取り場所、及び受け取りに必要なものが記載されてます。
受け取りに必要なものは以下のものとなります。

・交付通知書
・通知カード
・住民基本台帳カード(持っている人のみ)
・本人確認書類(免許証、パスポート、在留カード等のうち1点)

必要なものを持って指定された市役所の出張所的な窓口へ足を運びました。

窓口では、交付通知書、通知カード、住民基本台帳カードはマイナンバーカードの発行と引き換えに回収となります。
基本的にマイナンバーカードを受け取れば不要となるものですが、何らかでコピー等が必要な方はあらかじめコピーをしておく必要があります。

また私の住む自治体では印鑑証明が発行できる印鑑登録カードがあり、私も持っていたのですが、こちらもマイナンバーカードに機能が統合されるということで回収となりました。

必要書類を提出して15分ほど待っていると再び呼ばれ、パスワードの設定を求められました。

窓口に設置してあるタッチパネルのタブレットPCにあらかじめ考えてきたパスワードを打ち込みます。
電子署名用の英数字6文字以上16文字以下と利用者証明用等の数字4桁のパスワードです。

パスワードの設定が終わり、遂にマイナンバーカードを受け取りました。
発行手数料等は無料です。

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マイナンバーカードをチェック

こちらが私のマイナンバーカードです。

マイナンバーカード(表)
マイナンバーカード表

表にはオンラインでマイナンバーカードを申請した際に添付した写真が印刷されており、
氏名、性別、住所、生年月日、カードの有効期限等の情報が記載されています。
マイナンバーカードは発行から10年目の誕生日までがその有効期間となります。

また、表面にはサインパネル領域という手書きが可能なエリアがあります。
こちらは、免許証の裏面のように、住所変更等の情報修正があった場合に新しい情報を書くためのスペースのようです。

マイナンバーカード(裏)
マイナンバーカード裏

裏には12桁のマイナンバー個人番号、氏名、生年月日が記載されており、ICチップが埋め込まれています。

マイナンバーカード入れ
マイナンバーカード袋

マイナンバーカードを渡される際に、この透明なペラペラの袋に入れて渡されます。
この透明な袋には一部にマスキングがされています。
カードを入れると、表面の性別箇所、臓器提供の署名箇所、裏面の個人番号の箇所が隠れるようになります。

マイナンバーカードは本人確認の公的な身分証明書となるので、例えばTSUTAYAの会員に
なるために本人確認書類としてマイナンバーカードを提示する等の際、このカード入れに入れて渡せば個人番号カードを隠せるということです。
かなり原始的な運用ですね。

このカード入れの袋や表面のサインパネル領域の運用、持った感じの質感、色等の印象から、カード自体ははあまりイケてるものではありません。

身分証明証としても免許証で事足りればあえてマイナンバーカードを使う機会も当面は無さそうです。
個人番号も記載されているので、マスキングカード入れがあっても携行せずに自宅に保管することにします。

マイナンバーカードのメリット・必要性は?

このマイナンバーカードをわざわざ受領しに行くメリット・必要性はあるのでしょうか?
私は何かの役に立つかもしれないので、とりあえず貰える物は貰っておこうか位の勢いでした。

総務省のホームページにマイナンバーカードのメリットが記載されています。

メリット1 個人番号の証明用書類として活用

マイナンバー制度導入後は、就職転職、出産育児、病気、年金受給等の個人番号を提示する場面が出てきます。
その時に通知カードによる個人番号の提示と併せて運転免許証等の本人確認書類が必要となります。
マイナンバーカードがあればこれ1枚で個人番号確認と本人確認が可能です。

免許証があればこれ自体はあまり大きなメリットには思えません。

メリット2 本人確認の際の公的身分証明書として活用

金融機関での口座開設、レンタルビデオショップ、フィットネスクラブ等の入会等々の場面における身分証明書として活用が可能です。

ただこれもメリット1と同様、現在は自動車運転免許証でほぼ事足りるのであまりメリットを感じるものではありません。

メリット3 コンビニなどで行政上の各種証明書の取得に活用

私が過去に住民基本台帳カードを取得しようと思った理由がこちらでした。
住民票等が市役所の出先機関に設置してある端末からカードを利用して取得できました。

市役所の窓口の受付時間は大抵、平日の9時〜17時であるため、コンビニ等にて住民票の各種行政書類が時間を問わず受領できるようになるのはメリットだと思います。

ただ利用頻度はそうありませんが。

メリット4 各種行政手続のオンライン申請

平成29年1月からサービス開始が予定されているマイナポータルへのログインにマイナンバーードが必要となります。

マイナポータルとは、その詳細は検討中のようですが、内閣官房のwebページには以下のように記載されています。

行政機関がマイナンバーの付いた自分の情報をいつ、どことやりとりしたのか確認できるほか、行政機関が保有する自分に関する情報や行政機関から自分に対しての必要なお知らせ情報等を自宅のパソコン等から確認できるものとして整備します。例えば、各種社会保険料の支払金額や確定申告等を行う際に参考となる情報の入手等が行えるようになる予定です。 また、引越しなどの際の官民横断的な手続のワンストップ化や納税などの決済をキャッシュレスで電子的に行うサービスも検討しています。

マイナポータルによって各種行政手続を役所に行かずにオンラインでできるようになればメリットです。

マイナンバーカードがマイナポータルに必要な理由は、カードのICチップによる公的個人認証を用いたログイン方法がとられる予定だからです。
そのため、利用にはICチップを読み取るためのカードリーダーが自前で必要となります。
こうしたマイナンバーカードの電子証明機能を民間の金融機関等の各種オンライン取引にも活用することも検討されているようです。

総務省のホームページからマイナンバーカードのメリットを確認しましたが、直ちにカードを貰わないと困るようなこと、損してしまうことは無いようです。
ただ、カードを貰うのは無料であるため、今のうちにカードを申請して受領しておくに越したことも無い気がします。

<過去記事>

マイナンバーカードの今後

マイナンバーカードでの各種行政手続のオンライン化等による行政コストの低減とセットで、マイナンバーカードを受領した人の市町村民税の軽減施策等があればカードの普及も進むかと思います。

今後、マイナンバーカードは中長期的に、「ワンカード化」や「カードレス化」の方向も検討されています。

ワンカード化とは、マイナンバーカード以外のカード機能をマイナンバーカードに統合することです。
例えば現在では国家公務員の社員証機能を統合することも検討されているようです。
これはどこまで進むかわかりませんが、キャッシュカード機能、各種会員カード機能等がワンカード化されるのは便利な気はします。

また、カードレス化とは、本人確認をカードではなく、指紋・手のひら静脈等の生体認証を用いることによりカードを不要とするものです。
自分の各種情報が生体認証により確認できるようになれば、各種行政手続・支払い・会員証明等々がカードを持ち歩かずに体一つで可能となります。
内閣府のホームページにマイナンバーの中長期的なロードマップがありますので興味のある方は以下の過去記事もご参照ください。
2020年のオリンピック会場や日本でのカジノ入館において、マイナンバーによる本人確認をカードレスで行うプランも記載されています。

<過去記事>

またマイナンバーカードを利用する機会があればまた記事にしたいと思います。

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