印鑑を買いました。
これまで、学生時代に口座を開設した時の印鑑を20年以上使い続けてきました。
印鑑登録の実印、銀行印、その他各種申請用の印鑑もこれ一本で済ましておりました。
最近のネット銀行は印鑑の登録も不要など、印鑑を使う機会は減ってきているところですが、40代となり、ちゃんとした印鑑を持っておこうと思った次第です。
きっかけは、関西放送の番組「よ〜いドン!」という番組のコーナーである「となりの人間国宝」でした。
円広志さんが関西のどこかの駅周辺をぶらぶらと散策していく中で出会い、特に印象に残った人を「となりの人間国宝さん」に認定していくといったコーナーです。
私が見た回で、京都のWeb専門の印鑑屋さんのご主人が紹介されておりました。
ご主人が印鑑の文字を全て手書きし、京都の印鑑職人が手彫りで仕上げる印鑑屋さんです。
ネットで調べているうちに印鑑を作りたくなり、上記の印鑑屋さん「西野オンライン工房」にて購入に至りました。
スポンサーリンク
今回購入したのは、実印・銀行印・認印の3本セットです。
印鑑を購入する上でまずはその素材を選びました。
印鑑といえば象牙が高級品とされますが、ランクの一番低いものでも3万円を超えてきます。
一般的な黒水牛だと1.5万円からあり、黒く輝く印鑑も綺麗です。
チタンは2万円〜2.5万円ほどで、火災・水害などの災害に対しても燃えたり錆びたりしない耐久性を有し、金属の質感などもまた魅力的です。
色々と迷った結果、私は火神(アグニ)という素材を選びました。
アグニは樺の間伐材を再利用して作られる、エコな印材です。
圧加熱処理という技術で一般の木材よりもはるかに強度が高く、品質のバラツキが少ない新素材とのこと。
赤褐色に輝き、その木目も綺麗な素材です。
こちらが届いた印鑑。
光の加減でこの写真ではわかりづらいですが、色合い・木目・輝きが綺麗です。
右から実印(18ミリ)、銀行印(15ミリ)、認印(12ミリ)となり、3本セットで16,500円(税別)でした。
実印は縦書きフルネーム、銀行印は横書きで姓のみで、書体はいずれも本格的な印相体。
認印は縦書きで姓のみで、書体は読みやすい認印仕様の印相体としました。
横書きの印鑑というのは初めて使います。
縦書きは、お金が上から下へ流れるイメージの一方、横書きはお金を受け止めるイメージという銀行印の縁起担ぎです。
また、縦書きの認印との区別がつきやすいという利点もあります。
ちなみに右から左への横書きとなります。
届いた箱を開けた状態。
それぞれの印鑑は印鑑ケースもセットで送られてきます。
この印鑑ケースは注文時にその色を黒か赤かそれぞれ選ぶことができます。
私は実印と銀行印がすぐわかるよう、実印のケースを赤色としました。
印鑑には5年間の保証が付いており、保証期間中に自然に破損等した場合、保証書と印鑑を送れば新たな印鑑に代えてくれます。
(印影は同じものには法律上できないようです。)
届いてすぐ朱肉につけて試し押しをしました。
私の名前は結構画数が多い文字なのですが、いずれも伸びやかな文字で本格的な印鑑!という感じで満足です。
これから印鑑証明の実印変更、銀行印の変更申請をしようと思います。
認印は会社に据え置きです。
頻繁に使うものではありませんが、この印鑑を一生大事に使っていこうと思います。